
セラミックのギモン話題のセラミック矯正とは?
セラミック矯正は、短期間で歯並びをきれいに見せられる治療法です。さまざまなメリットがあることから人気の治療法ですが、実際にセラミック矯正を行う際にはメリットだけではなくデメリットまで知った上で治療を行うかどうか検討する必要があるでしょう。この記事では、セラミック矯正について気になる点をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
セラミック矯正について
セラミック矯正とは
主にセラミックで作成した人工の被せ物を、もともと生えている天然歯にかぶせることによって歯並びを整える方法を「セラミック矯正」と呼びます。矯正装置を装着して歯並びを整える一般的な矯正治療とは根本的に異なり、セラミックの人工物を歯の上からかぶせて見た目を良くするものです。
治療の手順は
セラミック矯正は、次のような流れで行われます。
1.カウンセリング・治療計画を立てる
まず、医師とカウンセリングを行うことで「どのような歯の形が理想か」「どれくらいの色が希望か」といった内容を確認し、現在の口腔内の状況を確認します。クリニックによっては、カウンセリングを行った日に治療の開始が可能なところもありますので、予約時点で確認しておくと良いでしょう。
2.検査・土台づくり
歯型を取り、レントゲンや口腔内の写真を撮影して治療に必要な情報収拾を行います。検査が完了した後は、歯を削ってセラミックをかぶせるための土台を作ります。
3.仮歯を作成し、装着して問題がないか確認
最終的なセラミックを装着する前に、仮の歯を装着してかみ合わせなどに問題がないかを確認します。仮歯のまましばらく生活して、問題があれば調整を行います。
4.セラミッククラウンを作成し、装着する
仮歯をもとにセラミッククラウンを作成し、最終的な調整をした上で装着することで、治療は終了です。
セラミック矯正のメリット
セラミック矯正には、次のようなメリットがあります。
治療期間が短い
通常の矯正治療とは異なり、口元の見た目を整えるまでに必要な時間が短く済む点が大きなメリットです。一般的な矯正治療は、成人の場合数年単位の治療期間が必要ですが、セラミック矯正の場合は早ければ2ヶ月程度で全ての治療が完了することもあります。
通院回数が少ない
また、クリニックへ足を運ぶ回数が少ない点もセラミック矯正のメリットといえます。治療開始までに数回の通院で済むことから何度も治療のために足を運ぶ必要がなく、日ごろ忙しい人にとっては大きなメリットとして感じられるでしょう。
矯正装置をつける必要がない
通常の矯正治療とは異なり、矯正装置を装着しなくても見た目を整えられます。矯正装置を装着した場合、見た目や違和感などが気になる人もいますが、セラミック矯正の場合は装置をつける必要がないため、治療中でも人の目を気にする必要がありませんし、日常生活の中で違和感もありません。
治療後の見た目が美しい
セラミック矯正は、美しい見た目に仕上がるのもメリットです。カウンセリングの際にどのような見た目にしたいか、また治療後の歯の色も選べます。
セラミック矯正のデメリット
続いて、セラミック矯正を行う上で知っておきたいデメリットについてご紹介します。
健康な歯を削る必要がある
まず、デメリットとして今生えている健康な歯を削らなければならない点が挙げられます。これは歯を削らずにセラミックをかぶせると大きな歯になってしまい、不自然な見た目になるため。しかし歯は一度削ると元に戻ることはありませんし、セラミックをかぶせるためにかなりの厚さを削ることになります
神経を抜く可能性がある
歯を削る量が多い場合には、痛みが生じないように神経を取る必要が出てくる可能性もあります。神経を取ると歯の寿命がかなり短くなると言われています。
噛み合わせが治るわけではない
根本的に噛み合わせを治すものではないため、セラミック矯正の治療を行っても悪い噛み合わせが治ることはありません。場合によっては、治療前よりも噛み合わせが悪くなってしまうケースもあります。
セラミックが欠けてしまうことがある
さらに、セラミックは一生持つものではなく、欠けてしまうケースがある、という点も覚えておきたいところです。一般的にセラミックは10年程度が耐用年数と言われているため、それ以降も使い続ける場合にはセラミックの付け替えが必要です。交換にかかる費用は最初にセラミック矯正を行ったときとほとんど変わりませんので、経済的にもデメリットを感じることがあるでしょう。
セラミック矯正を行う上では、まず「メリットとデメリットをよく理解すること」が大切です。そのためには、クリニックでしっかりとカウンセリングを受けましょう。例えば歯をどれくらい削る必要があるのか、神経を抜く必要があるのかなど、気になる部分を確認し、セラミック矯正が最善の方法なのか検討しましょう。
また、セラミック治療を受けた場合には、なるべく長く使用できるように定期的なメンテナンスを受けるようにしましょう。
一般的な「矯正治療」とは違うの?
セラミック矯正と一般的な矯正治療は根本的に異なります。矯正治療では、ワイヤーやマウスピースを使用して歯に弱い圧力をかけ、少しずつ歯を移動させて歯並びを整えていくものです。
セラミック矯正ができない人は?
前歯の歯並びが極端に悪かったり、噛み合わせの不正が重度と判断された場合には、セラミック矯正が不可能な場合もあります。また、永久歯が成長段階にあるうちには治療ができない、といったケースもあります。
セラミックのギモンをもっと見る!
- セラミックが得意なクリニックを東京で探す
- オールセラミックってなに?その特徴
- セラミッククラウンってなに?その特徴
- セラミックの歯の値段相場は?
- ハイブリッドセラミックのメリット・デメリットは?
- 最先端素材「イーマックス」の特徴とは?
- ジルコニアの特徴とは?
- オールセラミックの医療費控除と保険
- 前歯をオールセラミッククラウンにした際のメリット・デメリットは?
- セラミック治療が痛い理由とは
- 奥歯のセラミックが割れた
- 奥歯にセラミックを入れて後悔
- セラミックの歯のデメリットについて
- 銀歯とセラミックどっちがいい?
- 前歯のセラミック治療の値段
- セラミックの歯に寿命はある?
- 銀歯とセラミック、どちらがいい?両者のメリット・デメリット比較
- セラミック治療は痛い?発生しうる痛みの原因と対策まとめ
- セラミック素材の寿命はどれぐらい?
- カウンセリングからアフターケアまで、セラミック治療の流れまとめ
- メタルボンドとは?
- セラミックの黄ばみについて
- セラミック体験者の口コミについて詳しく知りたい!