ガミースマイル治療の術後やダウンタイム
笑ったときに歯茎が目立つガミースマイル治療に興味はあるけど、術後に腫れや痛みなどのダウンタイムがあるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。ここではガミースマイル治療を受けた場合の術後の症状をはじめ、術後にガミースマイルが後戻りする可能性や気をつけたいポイントなど、気になるギモンを解説します。
治療別に見るガミースマイル矯正後のダウンタイム
ガミースマイル治療は原因によって治療法が異なり、気軽に受けられる注射治療から本格的な外科手術が必要なものまでさまざまです。ここではガミースマイル治療の中から代表的な施術と術後のダウンタイムをまとめてみました。
ボトックス注射
ボトックスの持つ筋肉の動きを弱める効果を利用し、上唇を動かす上唇挙筋を弱めることで歯茎を見えにくくさせる治療法です。上唇を持ち上げる力が強くて歯茎が目立ってしまっていた人に効果があり。メスを入れない注射だけの治療なので気軽に受けやすく、施術後の腫れや痛みなどのダウンタイムはほとんどありません。まれに注射した部位に内出血を起こすケースもありますが、メイクで隠せる程度です。
ガミースマイル治療の中で一番身体に負担の少ない施術ですが数ヶ月~半年ほどで効果が切れてしまうため、再度治療が必要になります。
上唇粘膜切除術
上唇と歯肉の間の粘膜を縫い合わせて上唇の動きを制限することで、歯茎が見える範囲を調整する治療法です。上唇を動かす筋肉の強さが原因でガミースマイルになっていた人に有効。メスを入れる施術のため、術後から数日間は腫れが生じる可能性があります。腫れの程度によっては、術後の仕事や人に会う予定をキャンセルする必要があることも。傷跡については、唇の裏側から行なう施術のため顔に傷ができる心配はありません。
歯冠長延長術
歯が小さい、もしくは歯茎が歯に覆いかぶさっていることが原因でガミースマイルになっている場合に適用される治療法です。歯に覆いかぶさっている歯肉を切除して本来見えているはずの歯を露出させ、歯茎と歯のバランスを整えるのが特徴。同時に歯を支えている歯槽骨の整形も行ないます。術後は腫れや赤みが生じるため、治療完了までの1~2週間ほどダウンタイムの期間が必要です。術後に後戻りする心配はほとんどありません。
歯列矯正
歯並びが原因のガミースマイルは、歯列矯正で改善する可能性があります。抜歯を伴う歯列矯正の場合は、術後に腫れや痛みが生じるケースもあり。そのほかにも合わない矯正装置を装着することで痛みが生じたり、矯正装置や抜歯による歯列の隙間に食べ物が詰まることで歯茎が炎症を起こして出血したりすることも。抜歯や合わない矯正装置による腫れや痛みは医師の技量によって軽減できる可能性があるため、知識や技術力をもった専門医が在籍しているか、症例数は豊富かなどに注目しながら審美歯科を選ぶと良いでしょう。
骨切り手術
上あごの骨格が原因でガミースマイルになっており、歯列矯正では対応できないケースに適用される治療法です。全身麻酔をかけて骨を削る本格的な外科手術のため身体への負担が特に大きく、術後から2週間程度は大きな腫れや赤みが伴います。また、手術によって上口唇の幅が変わってしまうので、顔の印象が大きく変化しやすいのも特徴。骨を削って根本的に解決する治療法のため、後戻りの心配はありません。ただし、骨切り手術の方法によっては術後に入院する必要があったり、治療期間が長くなったりする可能性があります。
ガミースマイル治療の施術後に後戻りする可能性は?
ボトックス注射は持続期間が数ヶ月~半年程度のため、上唇の筋肉を弱める効果が切れてしまうと再度治療が必要になります。そのため、ガミースマイルを根本的に改善したいという人には向きません。上唇粘膜切除術も術後に上唇筋が再度発達することで、後戻りする可能性があります。審美歯科によっては後戻りを予防するトレーニング法を指導しているところもあるため、医師に相談してみましょう。
そのほかにも上唇粘膜切除術は縫合時の糸の留め方によっては術後に糸が外れやすくなり、後戻りするケースもあり。施術の経験が豊富、もしくは糸が外れないように留め方を工夫している審美歯科を選ぶと良いでしょう。
ガミースマイル治療のダウンタイムが気になる人へ
ワンポイントアドバイス
メスを入れるガミースマイル治療の場合、ある程度のダウンタイムは避けられません。医師の技術力によって術後の腫れや後戻りなどの不安を軽減できる可能性があるため、審美歯科選びは慎重に行ないましょう。カウンセリングでは術後のダウンタイムについてもしっかりと説明があるか、適切な治療につながる知識や技術力を持った医師に担当してもらえるか、症例数は豊富かなど、安心して治療に臨める審美歯科かどうかを確認することが大切です。術後の腫れや痛みなどがずっと続くようであれば、化膿や感染の恐れがあるので早めに医師に相談しましょう。
ガミースマイル治療でよくある質問
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Question01
術後に後戻りした場合の保障はある?
審美歯科によっては保障期間や制度を設けているところもあり、期間内であれば再度治療を受けられます。保障期間や制度のない審美歯科の場合は治療費を再度支払う必要があるので、後戻りの可能性がある施術を受ける場合は事前に確認しておきましょう。術後に後戻りしないためのトレーニング法や気をつけたいポイントなどを指導してもらうのもおすすめです。
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Question02
術後当日のメイクや入浴は問題ない?
治療法によって、術後の注意点が異なります。術後のメイクや洗顔をはじめ、入浴、飲食や飲酒、運動などはいつから可能か、医師にしっかりと確認しておきましょう。間違った過ごし方をしてしまうと後戻りしてしまう可能性があるほか、腫れや痛みなどが悪化しかねません。施術後の相談窓口やアフターケア体制を整えている審美歯科だと安心です。