歯茎・歯肉再生のギモン
年齢とともに歯茎が下がったり痩せてしまった時に検討したいのが、審美歯科での歯茎・歯肉再生治療。でもそもそも歯茎や歯肉が下がってしまう原因って何?どんな治療法があるの?費用はどのくらい?など、審美歯科の歯茎・歯肉再生治療についてくわしくご説明します。
歯茎・歯肉再生治療とは?
美しい口元に必要なのは白くて形のよい歯、整った歯並び、そしてピンクの歯茎です。健康的な歯茎は若々しい印象を与えますし、歯の治療でも土台となる歯茎がしっかりしていることが大前提。ところが年齢とともに歯茎が下がったり、歯周病が進行して歯茎や骨が痩せてしまったり、タバコや赤ワインなどの刺激物で歯茎が黒ずんでしまうことが…。こうした症状を放置していると歯がぐらついたり、かぶせ物の形が合わない、知覚過敏になる、歯周病が悪化する…といったトラブルが起きてしまうのです。そこで頼りになるのが審美歯科の歯茎・歯肉再生治療。移植手術によって歯茎のスキマを埋めたり、レーザーなどで黒ずみを除去するといった治療を受けることができます。特にインプラントを入れたいけど歯茎の量が足りない人が多く利用しています。
費用の相場
別の部位から歯肉を移植する遊離歯肉移植術(FGG)、歯肉の中の結合組織だけを移植する結合組織移植術(CTG)、骨の再生を促す歯周組織再生誘導法(GTR)など、審美歯科の歯茎・歯肉再生治療はトータル5~10万円ほどが相場といったところ。保険が適用される場合もありますので、クリニックにご相談ください。
治療回数目安
審美歯科での歯茎・歯肉再生治療は、手術自体は1時間もかからないもので、痛みや腫れもそれほど強くありません。ただ手術後は2〜3回の消毒のため通院することになり、定期的なメンテナンスが必要になります。1ヶ月ほどで歯茎が安定するのが一般的。トータルで考えると通院は5回ほどになると考えておきましょう。
メリット・デメリット
下がったり変色した歯茎をよみがえらせる審美歯科の歯茎・歯肉再生治療は、特にインプラントを入れたい人には検討しておきたい治療です。インプラントの場合、骨に埋め込む人工歯根が定着するためには一定量の歯肉が必要となります。ただし切開手術ですので、細菌感染で炎症を起こすなどのリスクもあります。
歯茎・歯肉再生治療の特徴まとめ
歯茎が下がったりやせてしまうと、歯と歯の間のスキマが目立ったり、歯の根元が露出してかぶせ物が合わなくなってくるなど、審美的にもさまざまな悩み事が増えてきます。またタバコを吸う方や、コーヒー、赤ワインなどの飲み物をよく飲まれる方、血行が悪い方は歯茎の色が黒ずんだり赤紫になってしまうことがあるため、気になる方は審美歯科の歯茎・歯肉再生治療が良いかもしれません。歯医者さんに相談してみましょう。
- 歯茎がやせてスキマが気になる人
- 年とともに歯茎が下がって歯が見えてきた人
- かぶせ物の形が合わなくなってきた人
- 歯茎が黒ずんでいる、赤紫に変色している人
- インプラントを入れたいが歯肉が足りない
歯茎・歯肉再生治療が得意なクリニックを探す
歯茎・歯肉再生治療に対応する東京のおすすめ審美歯科クリニック
歯茎・歯肉再生治療体験者の口コミ・評判
診療時間間際でも対応してくれた
他院にて歯が割れているとのこと。他に治療法がなく抜歯といわれて、いろいろ悩んでいる間に数ヶ月が経ちました。その後、痛みと臭いがひどくなり、知り合いの紹介で行ってきました。診療時間間際にもかかわらず、1時間以上かけて治療して下さいました。(後略)
チームで治療してくれました
(前略)先生方は各自専門分野をもっており全員でチームになって治療をしてくださいます。院内は清潔ですしスタッフも素敵な方たちばかりです。一生のかかりつけ医としてお世話になる予定です。(後略)
歯茎・歯肉再生治療でよくある質問
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Question01
インプラントすると歯茎が下がる??
よく「インプラントを入れると歯茎が下がる」と言われることがありますが、インプラントによって歯茎が下がることはありません。ただしきちんとケアをしていないとインプラントと歯肉の間に細菌が入り込んで「インプラント周囲炎」と呼ばれる歯周病を起こし、歯周病と同じような症状になって歯茎がやせてしまうことがあります。正しくメンテナンスを行えば、そういったトラブルは回避できますので、インプラントを入れたから何もしなくてもいい!と思わずしっかりケアしていきましょう。
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Question02
歯茎・歯肉痩せはどうやって予防する?
歯茎が痩せたり下がったりする一番大きな原因は歯周病。歯茎下がりを防ぐには歯周病を防ぎ、症状が悪化しないように普段からしっかりとオーラルケアをすることが重要です。基本は毎日の歯磨き。朝起きた時、夜寝る前、できるだけ食後も歯磨きをして、食べかすや歯垢がたまらないよう口の中をできるだけ清潔に保ちましょう。歯ブラシは柔らかめを選んで、あまり強くゴシゴシ磨かないこと。歯磨きの後に歯茎を指でくるくると円を描くようにマッサージする「歯肉マッサージ」のもおすすめです。