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インプラント・ブリッジの費用相場は?

歯をなくしたり抜いたりした後のスキマに、人工歯を入れてキレイな口元にしたい。でもインプラントとブリッジ、最終的にはどっちのほうがお得なんだろう? インプラントの費用とブリッジの費用相場から、審美治療を考えます。

インプラント費用相場は?

インプラント治療の費用は、自由診療であるため歯科クリニックにより異なります。全国での平均価格は30万円から50万円程度といわれています。

参照元:秋元歯科クリニック(https://www.akimotodental.jp/column/implantcost.html)
※2024年9月6日調査時点

インプラント手術の種類

インプラント治療では必ず外科手術が必要となります。上記のインプラント治療にかかる費用は、この手術費用も含まれています。しかし、本当にごく一部の歯科クリニックですが、「インプラント1本○万円」と数万円で出来る印象をあたえているところがありますが、実際には手術代金は別途という場合もありますので注意してください。また、手術費用は1回法でおこなうか、2回法でおこなうかによっても違ってきますので、事前に確認しておきましょう。

手術費

インプラントの手術費用は、症状や術式などによって大きく変動します。一般的な手術の平均額は15万円から35万円程度と考えられます。

参照元:よしひろ歯科クリニックブログ(http://www.yoshihiro-shika.com/blog/detail.html?id=17)
※2024年9月6日調査時点

追加埋入(2本目以降)

インプラント手術の費用は、基本的に1本目の費用となります。隣接する部位で複数本のインプラント埋入手術を受ける場合には、1本目が基本料金となり、2本目以降は割引になる場合があります。ただし、歯科クリニックで考え方が異なる場合があります。

麻酔法

インプラント手術に使用する麻酔は、局所麻酔になります。これは、通常の歯科治療で使用するものと同じです。一方で、不安や恐怖心が強い方には、眠ったような状態になる「静脈内鎮静法」が使用されます。不安や恐怖心から全身麻酔にしてください、との要望も聞くことがありますが、通常の歯科クリニックでは、基本的に全身麻酔はできません。インプラント手術で不安感を緩和するためには静脈内鎮静法がスタンダードな方法となります。

骨量が足りない場合の付随手術

インプラント治療では。顎骨の量や厚み、質が非常に大切になります。これはインプラント治療のいちばん重要なポイントと言ってよいでしょう。骨量が足りないと、インプラントと骨の強固な結合(オッセオインテグレーション)が得られなくなります。つまり、治療が失敗してしまうのです。そのため、骨の量が足りない患者さんに対しては、骨を増やす処置がとられます。

上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)

上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)とは、上顎の奥歯付近の骨量が不足しているときにおこなう方法です。上顎奥歯のすぐ上には、上顎洞(じょうがくどう:サイナス)という空洞があります。その空洞を形成している粘膜を歯茎の横からアプローチして持ち上げ、人工骨などを持ち上げたスペースに入れ込む方法です。骨がかなり不足している場合に用いる方法です。

歯槽堤増大(サイトダイレーティング)

歯槽堤とは、歯が抜け落ちた後の部位を指します。歯が抜け落ちてしまうと、噛む刺激がなくなるので、歯槽堤は少しづつ吸収されていき、骨の量が少なくなってしまいます。そのような症状のときにおこなわれるのが歯槽堤増大(サイトダイレーティング)です。骨の上に穴を開けて、ダイレーターという特殊な器具を挿入して徐々に骨を広げていきます。

ソケットリフト

前述したサイナスリフトと同じく、上顎洞を持ち上げて人工骨を入れ込む方法です。しかし、サイナスリフトとは違い、骨の量が一定以上ある場合におこなわれる方法です。インプラントの埋入手術と同時におこなわれることが多く、埋入位置から特殊な器具を挿入して、上顎洞を持ち上げその部分に人工骨とインプラント体を埋入します。サイナスリフトと比較して、身体への負担が少ないのが特徴となります。

スプリット

歯槽堤増大の場合は、主に奥歯など骨の厚みが一定以上にある場合におこなわれますが、スプリットの場合は骨が薄い前歯部分におこなわれることが多いです。骨の薄い部分に特殊な器具を挿入して、徐々に骨を広げていきます。薄い骨を分割していくイメージのため「スプリット」と呼ばれています。分割後はインプラント体を埋入して同時に人工骨などの骨補填材を入れ込みます。

自家骨採取(口腔内)ベニアグラフト

骨量が足りないときに補う材料としては、天然由来の材料や人工的に合成したものなどいろいろなものがあります。しかし、効率よく骨となってオッセオインテグレーションを獲得できる材料は、自分の骨(自家骨:じかこつ)です。インプラント治療で少量の場合には自家骨を口腔内から採取することが多いです。ベニアグラフトとは、自家骨などをインプラント埋入部位に固定させる方式の総称となります。採取する場所はオトガイ部(顎の先端)、下顎の一部などです。

自家骨採取(すねの骨)

自家骨採取で多くの骨が必要な場合には、すねの骨を採取することがあります。症状や採取量によりますが、歯科クリニック以外の総合病院などにおいて局所麻酔で手術がおこなわれます。

自家骨採取(腰の骨)

インプラント手術では、骨の量が非常に多く必要な場合もあります。例えば、事故や腫瘍などの病気で顎の骨を大きく失ってしまった場合などです。このようなケースでは、腰の骨(腸骨)を採取して顎を再建する場合があります。この手術は入院が必要で、全身麻酔をして実施します。採取手術自体は歯科クリニックではできませんから、総合病院や大学病院でおこなうことになります。

GBR メンブレン

GBR法は、インプラントを埋入する部位の骨が足りずに先端部分が露出してしまうなどの場合におこなう方法です。インプラント埋入手術と同時に実施される場合と、単独でおこなわれる場合があります。骨量が足りない部分に人工骨などを入れ込み、表面に「メンブレン」という人工の膜で覆います。この膜で覆うことによって、組織の再生を促進させることができます。

手術関連処置

インプラント治療では、上記にご紹介してきた手術に関する項目以外でも多くあります。そのなかでも麻酔の方法や歯肉の処置などをそれぞれをご紹介していきましょう。

サージカルガイド

インプラントの手術をする場合、通常は目視にて歯肉を切開しインプラントの埋入をおこないます。一方で、手術の補助器具であるサージカルガイドを使用する術式もあります。歯科用CTなどで撮影した画像データを元にしてマウスピースのような形態のガイドを作成、埋入部位に穴が空いていますので、そこからインプラントフィクスチャーを埋入していきます。歯肉の切開を伴わないことも多くあります。

静脈内鎮静法

インプラント手術は、局所麻酔でおこなわれますので、もちろん痛みは感じません。しかし、骨を削る感触などは伝わりますから不安や恐怖を覚える方もいます。そのような場合に使用されるのが静脈内鎮静法です。よく間違える方がいますが、これは全身麻酔ではありません。点滴で鎮静剤を投与する方法です。ウトウトとした感じになり、治療中の記憶がないこともあります。持病がある方、恐怖心や不安感が強い方にはおすすめです。

歯肉の形成術

インプラント治療を受ける方のなかには、長く歯を失ったまま経過している場合もあります。そのような場合には、噛む刺激がないため、骨が吸収されてしまいます。また。それと同様に歯肉(歯茎)も退縮していることが多くあります。歯肉の退縮(下がってしまう)があると、インプラントを埋入しても、その先端が見えてしまうこともあり、審美的に問題となります。そのため、ほかの部位から歯肉を移植することがあります。

上部構造

上部構造とは、インプラントの上部に装着する人工歯のことです。この部分が自分の歯の代わりになります。

プロビジョナルクラウン

プロビジョナルクラウンとは、仮歯のことです。最終的に使用する人工歯ではなく、噛み合わせをみたり、歯並びが変化するのを防ぐ役割を担います。長期間使用する歯ではありません。

アバットメント

アバットメントとは、埋入したインプラント体と上部構造をつなぐ部品のことです。インプラント体と同じチタンを使用したものや、人工ダイヤモンドであるジルコニアを使用したものがあります。

最終上部構造

最終上部構造とは、上記のプロビジョナルクラウンが外れた後の長期間使用する人工歯のことです。セラミックやジルコニア、金属を組み合わせたものなど、さまざまな種類があります。

ポンティック

ポンティックとは、従来ブリッジ治療のときに、支台となる歯の間にある人工歯のことです。両隣の支台に支えられているかたちで、ポンティック自体に支台はありません。インプラントでも、複数の歯を失っている場合にはブリッジのようにインプラントで支えられるポンティックを入れる場合があります。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、片顎に2本から4本程度のインプラント体を埋入して、取り外し式の人工歯を支えるものです。簡単に言えば、インプラントに支えられた総入れ歯(部分入れ歯の場合もあります)です。1本につき固定式の人工歯を装着する通常のインプラント治療とは異なりますので、注意してください。

メンテナンスに関わる費用

インプラント治療は、治療終了後のメンテナンスが重要です。それを怠ってしまうと、インプラント周囲炎などインプラント自体が抜け落ちてしまう疾患を発症してしまうからです。多くの歯科クリニックでは、1年間に2回程度、定期検診を兼ねたメンテナンスを推奨しています。

咬合や清掃のチェック

歯科クリニックにより、メンテナンスの項目は異なりますが、咬合や清掃のチェックの場合は定期的なメンテナンスの費用に含まれることが多いようです。

PMTC

PMTCとは、「プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング」の略で、歯科クリニックでおこなうお口のクリーニングのことです。個人では落とせない汚れなどをきれいにしてくれます。内容によって費用はさまざまです。定期メンテナンスのときに無料でおこなう歯科クリニックもあります。

上部構造をはずした清掃

上部構造は固定式になっているため、自分では外すことはできません。しかし、歯科クリニックでは特殊な器具を使用して外すことができます。ネジ式なっている場合が多く汚れがたまることもあるので、清掃をすることもあります。

診査・診断にかかる費用

インプラント治療には精密な診査・診断が欠かせません。インプラント治療が可能かどうかはもちろん、どのような術式で、どのような位置や角度で埋入するかなど、綿密な治療計画が必要となるのです。

インプラント相談

インプラントを検討している方は、多くの不安があると思います。どのような手術をするか、自分に合っている治療なのかなど、事前相談ができる歯科クリニックは多いです。

初診・再診

インプラント治療の初診・再診費用はすべて料金に含まれている場合がほとんどです。診療のたびに支払うと言うよりも、トータルな金額で支払う場合が多いです。初診のときには検査をしますので、下記に紹介するような検査代金が発生します。

診断用ステント

ステントとは、前述したサージカルガイドと同じもので、インプラント手術をサポートする器具です。診断用ステントは、実際に手術に使用する前に試験的に製作するもので、調整を繰り返して実際のステントを製作していきます。

血液検査

インプラントは外科手術を伴いますので、持病がある場合は注意しなければなりません。歯科クリニックによっては、持病のチェックのため、血液検査をすることもあります。

歯周病細菌検査

インプラント治療の前には、必ず歯周病の検査を実施します。もし、歯周病と診断されれば、インプラント治療の前に歯周病治療をおこなうことになります。歯周病があると、インプラントを埋入してもすぐにインプラント周囲炎を発症してしまうことがあるからです。通常はお口の中を総合的に点検するときに歯周ポケットの有無や歯肉の腫れ具合などを見て判断します。ごく一部の歯科クリニックでは、歯周病菌を採取することもあるようですが、それは、将来的なリスクを予測するためです。歯周病菌は誰の口腔内にも存在しますので、症状がなければインプラント治療に進みます。

エックス線検査(パノラマX線写真)

通常の歯科治療でも撮影されることが多いエックス線検査(パノラマX線写真)。全歯列を2次元的に撮影しますので、大まかな歯列の状態や虫歯、歯槽骨の状態などがわかります。通常の歯科治療では十分な情報が得られますが、インプラント治療の場合には、下記にご紹介する歯科用CTスキャンが適しているといわれています。

エックス線検査(CT)

歯科用CTスキャンのことです。数秒間に数百枚の画像を360度の全方向から撮影することができます。そのデータは3D化することが可能で、骨密度なども計測できる機能もあります。このCTスキャンのデータを使用することによって、コンピュータ上でインプラント手術のシミレーションをおこなうことができます。また、同時に手術のときに使用するサージカルガイドを3Dプリンターなどで製作する技術もあります。現在のインプラント治療ではパノラマX線よりも歯科用CTスキャンを使用することが多くなっています。

ブリッジの費用相場は?

ブリッジは失った歯の両サイドの歯を土台にして、人工歯を橋のように両側から支える治療法。両サイドの歯を一部削ることにはなりますが、一般歯科でも採用されているポピュラーな方法です。健康な歯に負担をかけることにはなりますが、インプラントのように外科手術が必要がないため治療期間も短く、健康保険が適用されるケースがほとんどのため料金も手頃です。

ブリッジの費用相場は治療費や人工歯の料金を含めて、総額数千円〜3万円ほどです。ただし、人工歯の美しさにこだわると自由診療と判断されて費用が高くなる場合があります。

インプラント・ブリッジで審美治療を考えている人へ
ワンポイントアドバイス

費用だけで考えると、インプラントはブリッジの10倍近く料金がかかりますが、歯並びの美しさ・見た目の自然さや噛み心地は格段にアップします。ただ人工歯の品質にこだわれば、ブリッジでも自然な歯を入れることは可能。しかしどちらにせよ、ブリッジなら周囲の歯を削らなくてはいけません。それぞれメリットとデメリットは違います。自分がどんな歯になりたいのか、予算の上限はいくらするか、治療前にきちんと考えておきましょう。

インプラント・ブリッジの審美治療でよくある質問

よくある質問イメージ

Question01

「入れ歯」にした場合の費用相場は?

歯をなくしたときの治療法として、インプラントとブリッジ以外に「入れ歯にする」という選択肢もあります。なくした歯の部分に人工歯のついた床をはめ、両側の歯にバネをかけて支える入れ歯は、ブリッジのように歯を削る必要もなく、一般歯科では最も一般的な治療法です。ただし長期間つけていると骨が減りやすく、装着に違和感を覚える人が多いのが難点です。

入れ歯は健康保険が適用されるので、費用相場は総入れ歯で1万円前後とリーズナブル。審美性は低いので、自然な歯をめざそうとすると自由診療となって料金が高くなります。

よくある質問イメージ

Question02

インプラントとブリッジ、保険適用はできる?

インプラントは基本的に自由診療のため、健康保険は適用されません。「インプラント=高い」というイメージがついているのも、そのせいです。実際のところ、費用面でインプラントを断念する人も少なくありません。

一方ブリッジは保険が適用されるため、費用はグッと抑えることができます。ただし「人工歯はもっと自然でキレイな歯にしたい!」と見栄えのよさにこだわるなら、そこは自由診療となって費用が上がりますので注意しましょう。

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